スポンサーサイト
- --/--/--(--) -
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | ▲ top
なす術もなく終了
- 2007/12/27(Thu) -
昨日書いていた赤ちゃんの件ですが、どこまで書いていいものやら考えましたが、まぁとりあえずこれが現実ということでありのままを書きたいと思います。かなり長くなると思いますが、お暇な方は(この師走に(爆))お付き合いください。
公安にしょっ引かれるかもですが、ま、命は大丈夫でしょう。

事の発端は昨日(26日)の朝7時半。
ドアベルが鳴ったので見ると、ふくよかな若い女性が門の向こうに立っていて「あ、なんか見たことあるようなないような」と思いつつ出てみると、何やら必死で話しかけてくるんですよ。
食べる真似をしたり、胸を触って見せたり、ガニ股になってみたり(^^;
でも身なりは変じゃないので「食べ物を恵んで」とかいうわけでもなさそう。

しかしいかんせん言葉がさっぱりわからないので、ゴックさんにTELして話を聞いてもらったらなんと、(わーわー泣きながら)彼女のいとこが産んだ赤ちゃんを貰ってくれないか、と言ってるらしい。
はぁ?なんで?

とても困ってるのはわかったので、ゴックさんの出勤時間にもう一度出直してもらうことにしました。話は聞くだけ聞こうじゃないの。もしかしたら何か出来る事があるかもしれないし。

9時過ぎに生後1ヶ月の女の赤ちゃんとその若い母親と、さっきの女性がやってきました。
話を聞くと・・・
赤ちゃんが生まれたのは先月の後半で、父親というか彼氏はどこか中部の方へ逃げてしまった。病院代500万ドン(3万5千円)が払えないため赤ちゃんだけが病院に残っていたが、警察から「貧しいため支払い不要」の書類を貰い、ようやく昨日赤ちゃんを取り戻せた。
しかし、IDカードを作成するための30万ドン(2,100円)が無いため赤ちゃんにはまだ名前もない。
2400gで生まれた赤ちゃんは昨日の時点でまだ2700g(どうやって計ったんだ)
ミルクを買うお金も無く、近所の人から貰ったミルクと衣類で急場をしのいでいる。
彼女の住まいは一応屋根のある部屋、でも家賃は滞納中。
仕事も出来ず、食べるものも無く、途方に暮れている。
どうかこの赤ちゃんを代わりに育ててくれないか?
自分は田舎に帰って一からやり直したい。

という話でした、最初は(←ここ重要 笑)
なんと間が悪い話か。
いや、間が良くても代わりに育てるのは無理だ。我が家には間もなく3人のゲストが来るので忙しくなる。もう少し時期がずれていたら色々と手助けする道も考える時間もあったのだけど。困ったな、どうしよう。

とその前に、何故我が家に来たかというと、最初に来た女性どっかで見たことあると思ったら、先月のプールサイド工事の最後日に手伝いに来ていた人でした。
あの時、トゥやフゥが我が家に出入りしているのを見て「この人なら」と私に白羽の矢が立ったというわけです。
そうですか、そんな簡単なもんですか。まるで駆け込み寺じゃんか(^^;

でもここで疑問が・・・
田舎に帰って一人で一からやり直したいなら何故病院から引き取ったのか?
そのまま預けておけば安心だったのでは?

と質問するとここでついに本音が出ました。
「赤ちゃんを500万ドンで買ってください」と。

ぬぁんだとぅ~~~?!
唇がワナワナ震えました。
ジンシンバイバイ・・・
何言ってるの?それ犯罪だよ?わかってるの?
そんなこと出来るわけないじゃん!
あまりのショックで言葉が出ませんでした。

彼女はとにかくお金が欲しかった。
誰かに売るために赤ちゃんを病院から引き出したのです。
赤ちゃんに対して全く愛情も興味もないという風で、私の知る限り一度たりとも抱っこはしませんでした。それどころか、家賃の件で大家と話があるといって途中で一人だけ退席する有様です。
どちらかというと、彼女のいとこだというその女性の方がミルクをあげたり抱っこしたり、優しく口の周りを拭いたりして母親っぽかったほどで。

この母親には本当に腹が立つ。けれどこの弱々しい赤ちゃんには何の罪もないし、このままだと死んでしまうに違いない。何とかしなければ。
ふと思いついて、私がHP作成を手伝っている団体に電話を掛けてみました。
「関わってはいけません、気をつけてください。持っている書類が本物かどうか、母親が本当の母親かどうかも怪しいですから」と釘を刺されつつ・・・ここでは乳児の受け容れはないので他の施設を紹介してもらったのですが、結局私が「買わない」なら他の人を探すと言って2人は帰っていきました。

結局何が何でも売りたい!
彼女たちにとって赤ちゃんは単なる金のなる木だったんです。
どこぞの悪徳ブリーダーと同じ。いやもっとたちが悪い。
にしても人の命がたった500万ドンって酷過ぎる・・・(T T)

誰が悪いの?母親?逃げた父親?ベトナムという国?
彼女はベトナム人ではないことが今日わかりました。
そして今日判明した父親なる人物もこの国の人ではなかった。
IDもなし。お察しください。

昨夜はそういうわけで悶々と過ごし、赤ちゃんを助けたいという思いが消えずあれこれと方策を練っていました。
紹介して貰った施設に母親と赤ちゃんを連れて行ってとにかく赤ちゃんを預ける。
施設には彼女のやろうとした行為を正直に話し、二度と金ずるにしないよう、彼女に引き渡さないで欲しいとお願いする。

チンさんにお願いして再度彼女たちとコンタクトをとってもらい(チンさんにはたまたま共通の知人がいた)、今日来てもらうようにお願いしていたのですが、来たのは赤ちゃんといとこの女性のみ。
なんと母親は昨日私が少し渡したお金でもう田舎に帰ってしまったと言う。
赤ちゃんを置き去りにして!!?

いや、でもなんか変だ・・・
あれほどお金を欲しがって、警察を介してまで取り戻した赤ちゃんをそんなに簡単に捨てるだろうか。
「マダムが買わなくても他に欲しい人が5人はいる」と言ってたじゃないか。
おかしい・・・
まとにかく、母親がいないんじゃ話しにならないので帰ってもらいました。

赤ちゃんのことは非常に気になる。気になるって言うレベルじゃなく、そんな母親から引き離せるならいっそお金を払ってしまいたいぐらいです。
そして押し付けられたいとこの彼女も可哀想。
泣きながら出て行く彼女の背中を優しく撫でながら見送るチンさんも泣いています。

不完全燃焼です・・・
もう私に出来ることは何もなくなりました。
あの弱々しい小さな赤ん坊の顔と震えていた体が脳裏に焼きついて離れない。
そんな思い出なんか欲しくなかったよ。
これは何の修行ですか、神様?

鼻血が出そうなほどぼーっとしていたら、夕方チンさんがやってきました。
なにやら興奮した面持ちでゴックさんに大声で何か伝えると、ゴックさんもぎゃーぎゃー騒ぎ始めるし。
ちょっと~、なによ~、なんなのよ~
目で訴えているとゴックさんがダダダと走り寄ってきて
「マダム!!大変です!!あの赤ちゃんが300万ドンで売られました!!」と。

飲んでいたコーヒーをぶはーっと吹き出す。
何故いとこの彼女がそんな勝手なことを出来るわけ?
もし母親が戻ってきたらどうするの?
誰が買ったの?
なんかもう怒りやショックで頭の中がぐちゃぐちゃなのだけど、正直、心の片隅でわずかに安堵も感じていました。
これで赤ちゃんは救われた・・・
心なしかゴックさんもチンさんも薄っすら笑っているように見えたのは気のせいではないはず。

チンさん情報によると赤ちゃんを買ったのは○○の屋台(ごめん、書けない)を出している子供がいないベトナム人夫婦だそうで、なけなしのお金をはたいたらしい。
母親が田舎に帰ったというのは嘘で実はまだ家にいる。
では何故今朝来なかったのか?実は首謀者は「いとこの女」っぽい。
父親が中部に逃げたというのも嘘。彼はまだ近所で働いている。
ただ「俺の子じゃない」と言い張っている。

全くもう嘘だらけ!
ゴックさんが「男にはよくある話だけど、あの母親だけは許せない」みたいなことを言っていたけど私はそうは思わないんです。
父親も母親もどっちも同罪。
もっと悪いのはこの国。
そしてもっと悪いのは・・・
ああもうきりがないですね。

結局私は無力でした。
ただ世間にこんな世界が現実にあることを身をもって知らされただけでした。
先の団体の方も(日本人ですが)「よく聞く話だけど身近では初めて」というし、それはここで生まれ育ったゴックさんも同じだそうで・・・貴重な体験だったと開き直るしか再起の道がないという感じです。
あとは赤ちゃんの幸せを願うことでしょうか。
新しい両親はきっと彼女を愛情いっぱいに育ててくれると信じています。

どんな名前をつけてもらえるのかな。
どうか彼女が世界一幸せになりますように。
クリスマスも過ぎて神様もひといきでしょ?頼むよ。
スポンサーサイト
この記事のURL | 日常生活 | CM(6) | TB(0) | ▲ top
<<こんな感じで再開してみる | メイン | この国は悲しすぎる>>
コメント
--
絶句・・・
日本でもこの時期・・なんでこの時期?なんだけど
ワンニャンの放棄率が増えまくりますが・・
ワンニャンどころの騒ぎじゃないのねぇ・・ひろみさん(TT)
ひろみさんのフゥ~&トゥ~を助けたいという気持ちを見ず知らずの人が
悪用しようといつも狙っていたという現実にも愕然とします・・
日本だって私たちの知らない昔にはきっといろいろあっただろうけど・・
こんな風だったのかなぁ?
なんかもっと・・「良心」みたいなものがあったような気がするんだけど・・
大人のタダの物乞いのようなものなら、ばっさりと切り捨てられる気持ちにも
なれることがあるだろうけど・・
赤ちゃん・・ワンニャン・・弱いものが迷惑をこうむることになるのが
目に見えてるケースの場合はほんとに何も出来ない自分が情けないし
ず~~っとそのことばっか考えちゃってどうにもならないよね・・
ひろみさんなりの解決を模索なさるしか手はないのだけど・・・
心が晴れないね・・
年末はご家族も渡越なさるし、当面はその忙しさで紛らわせてね~・・・
ああ・・なんか・・へこむね・・
2007/12/28 08:23  | URL | mom [ 編集] |  ▲ top

--
予想は当たってたわ!
タイやベトナム、シンガポールでは珍しくない話だと
聞いてます。中途半端な優しさを見せると次から次へと
女性が赤ちゃんを抱いて来るそうな・・・。
お金のために子供を産む人までいると聞きました。
ひろみさん優しいから気をつけてね。
フゥー&トゥーのことはきっとそこら辺では噂~噂になってるんだと思うよ。
メイドさんも絶対100%は信用しちゃダメだと
言いますよ。
念には念をね。

よいお年を~~♪♪
2007/12/28 11:06  | URL | おふみ [ 編集] |  ▲ top

--
子どもをお金の道具に使うなんて・・・。
そんな親の元を離れられただけでその子は幸せだったのかも。
もしずっと一緒にいたらその子の命が危なかったと思うし・・・。
首謀者がいとこだとしたら、母親は実は育てたかったのか??
育てたくても経済的に無理だったら結果は同じだったのかな・・・。

とにかく、今はその子が新しい両親の元で愛情いっぱいに育ててもられることを祈っています。

他にもいろんなこと考えたけど、ちょっと書けない・・・
2007/12/28 11:21  | URL | 十兵衛母 [ 編集] |  ▲ top

--
せっかく産まれた赤ちゃんを お金のために使うような産みの親より 本気で欲しいと願っても産まれなかった両親のもとで育ててもらうほうが きっと幸せになれると思う!
世の中は広くて色んな知らない現実があるのですね
わたしも小さなことでクヨクヨせずに頑張ろうと思いました
赤ちゃんが新しい両親のもとで幸せに大きくなりますように願います。優しさにつけいる悪い人が居るとしたら優しさっていいものが損になってしまう。。。悲しいことですね
2007/12/29 00:37  | URL | ゆみ [ 編集] |  ▲ top

--
ほんと~~願うは、赤ちゃんの幸せだね
しかし・・・びっくりな体験だったね ひろみさん

一体~何が悪いのか?と、どうどうめぐりだよね

しばらくご無沙汰しちゃったので「いて座トリオ」が
よくわからないけど(笑)とにかく~結束UPということで安心なんだけど(←なにが?~にゃは)

ゆずの顔もびっくりしたよ~もう すっかり完治したのかな?

ではでは~~よいお年を迎えてね
2007/12/31 11:12  | URL | キングママ [ 編集] |  ▲ top

--
あけましておめでとうございます・・・
経緯は腹立たしいというか、悲しいというか唖然としてしまうけれど、赤ちゃんの立場にたって考えれば結果良かったと思うしかないですね。。。

おふみさんも書いていらっしゃるようにフゥとトゥーのことは地元でシンデレラストーリーのように噂になってしまっているのかもしれないですね。。。海外赴任する人たちの中ではそういうのがイヤで、現地と一切関わらず、現地の言葉もまったく覚えずっていう人たくさんいる中、外に目が向いているひろみさんはすごく積極的で素敵だと思うのに。それを逆手にとらないでほしい。。。
2008/01/07 22:46  | URL | たむ [ 編集] |  ▲ top


コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://iyatareblog.blog114.fc2.com/tb.php/160-52aaddfa
| メイン |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。